という疑問に答えます。
この記事を書いている僕は、高校2年生の夏に原付の免許を取って、高校3年生の3月に大型自動二輪免許を取りました。
大学の通学に毎日往復2時間バイクで大通りや狭い道を走っていて、1年間で15000㎞ぐらい走っていました。
あとは試乗などでちょこちょこ大きいバイクにも乗っています。
この記事を読めば250㏄と400㏄の違いについてある程度わかると思います。
最後まで5分以内で読める内容となっておりますので最後まで読んでみてください。
Contents
250cc・400㏄バイクの違いについて徹底検証(乗りやすさについて)

250ccと400㏄を比べたときに気軽に乗れるのは250㏄のバイクです。
ですが、個人的には高速道路やツーリングなどになると乗りやすいのは400㏄のバイクです。
このように、それぞれの排気量によって『乗りやすさ』は変わってくるので、その点を細かくご紹介していきます。
250㏄・400㏄バイクの乗りやすさを比べてみた(250㏄バイク編)
250㏄のバイクは400㏄のバイクに比べて軽いです。(軽いといっても100~120㎏ですが)
なので、免許を取りたての人や女性の方でも気軽に乗りやすいバイクと言えます。
軽いので400㏄に比べると小回りが利くので気軽に乗りやすくて、街乗りに最適です。
あとは扱いやすいので「立ちごけ」や「操作ミス」が少ないです。
大学への通学や会社への通勤、ちょっとしたツーリングにも向いています。
買い物に行っても、停めるところに困ることも少ないので、不便がないのがこの250㏄クラスの特徴です。
250㏄・400㏄バイクの乗りやすさを比べてみた(400㏄バイク編)
400㏄のバイクは250㏄のバイクと比べて重たいです。(140~180㎏)
なので、250㏄に比べると小回りが利きにくくて低速で扱いにくいので、街乗りには少し向いていないかな?という印象です。
(大型のバイクと比べれば別ですが、今回は250㏄と比べてです。)
ですが、400㏄のバイクにも「乗りやすさ」はあります。
ツーリングや高速道路などの長距離移動や高速移動をする際は400㏄のほうが向いています。
ツーリングのように長距離を移動するときは、日常で走るような「まがり道」や「細い道」を走ることは少なく、車通りが少ない道路を軽く流しながら走ることが多いと思います。(個人差がありますが)
なので、ある程度の速度で安定して走れる400㏄の方がツーリングに向いているといえます。
高速道路のようなカーブの少ない道路は、車重の重いバイクのほうが安定して走行しやすいからです。
あと、高速走行の際にアクセルに余裕をもって走れるので乗りやすいポイントだと思います。
250cc・400㏄バイクの違いについて徹底検証(維持費の違いについて)

250㏄と400㏄で比べると、維持費(バイクを乗るためにかかるお金)が違ってきます。
バイクに一年間乗ろうと思うと「軽自動車税・重量税・自賠責保険・車検代(400㏄のみ)」など費用が掛かってきます。(これを維持費と言う)
ここに「ガソリン代・メンテナンス費・任意保険」が掛かってきますが、乗る人や乗るバイクによって違うので目安として紹介する程度にします。
では「250㏄と400㏄のバイク維持費」について見ていきましょう。
250㏄・400㏄バイクにかかる維持費を比べてみた(250㏄バイク編)
どのバイクにも必ずかかる税金などの費用をまずは出していきます。
250㏄バイクの維持費(軽自動車税)
毎年4月1日に課せられる税金です。
2016年に料金の改正が行われて今は1年間で3,600円です。
250㏄バイクの維持費(重量税)
250㏄のがバイクは車検がないので新車購入時に1度だけ支払いがあります。
料金は一年間で4,900円です。
250㏄バイクの維持費(自賠責保険)
これは法律(自動車損害賠償保障法)によって加入が義務づけられている保険です。
契約する長さによって料金は変わってきます。
12カ月(1年)⇒8,650円
24カ月(2年)⇒12,220円
36カ月(3年)⇒15,720円
48カ月(4年)⇒19,140円
60カ月(5年)⇒22,510円
契約年数が長ければ長くなるほど1年間の費用は安くなります。
250㏄バイクの維持費(車検代)
250㏄以下のバイクには車検がないのでこの費用は掛かってきません。
なので0円です。
250㏄・400㏄バイクにかかる維持費を比べてみた(400㏄バイク編)
400㏄バイクの維持費(軽自動車税)
2016年に料金の改正が行われて、今は1年間で6,000円です。
250㏄と比べると2倍近くかかってしまいます。
400㏄バイクの維持費(重量税)
重量税は新車登録をしてから何年経過したかによって変わってきますが、一覧はこちらです。
・年1,900円(登録後12年まで)
・年2,200円(登録後13~17年)
・年2,500円(登録後18年以上)
毎年この費用が掛かるのが安いと取るか高いと取るかはその人次第って感じですね。
400㏄バイクの維持費(自賠責保険)
12カ月(1年)⇒8,290円
24カ月(2年)⇒11,520円
36カ月(3年)⇒14,690円
3年以内の契約だと、250㏄のバイクよりも1,000円ほど安いです。
これは個人的に意外でした。
400㏄バイクの維持費(車検代)
これは250㏄以下のバイクにかからない費用になります。
車検には以下の2つの方法があります。
・販売店等への依頼(代行)で車検に出す方法
・ユーザー車検(自分)で車検に出す方法
(販売店等への依頼(代行)は店によって料金が違うので今回の計算しません。)
ユーザー車検の料金の内訳は以下の3つです。
・自賠責保険(8,290円)
・重量税(1,900円)
・証紙・印紙代(1,700円)
車検の料金に「自賠責保険」と「重量税」の料金は含まれるので、250㏄よりもかかる料金は『証紙・印紙代』の1,700円だけです。
250㏄・400㏄バイクにかかる維持費を比べてみた(どのバイクにもかかる費用を比べる)

今回はバイクの条件がそれぞれ異なると意味がないので、
・新車を購入
・すべて1年契約
という条件で1年にかかる費用を比較していきます。
250cc | 400cc | |
軽自動車税 | 3,600円 | 6,000円 |
重量税 | 4,900円(初回だけ) | 1,900円 |
自賠責保険 | 8,650円 | 8,290円 |
車検にかかる印紙代 | 0円 | 1,700円 |
合計 | 17,150円 | 17,890円 |
こうしてみるとあまり変わらないように思えますね。
ただ、複数年契約にしたり何年も乗っていると料金の差は広がっていきますのでそこは注意してください。
250㏄・400㏄バイクにかかる維持費を比べてみた(その他の費用)
バイクに乗るには、このような税金などの固定費だけでなく、バイクを維持したり、自分を守るための費用も必要です。
今回はバイクに乗っていると関わってくる費用として3つ上げました。
・ガソリン代
・メンテナンス費
・任意保険
これらの費用は毎年かかってくるけど、個人差があるのであくまで参考程度に読んでください。
250㏄・400㏄バイクにかかる維持費を比べてみた(ガソリン代)

バイクや走り方によって「250ccのほうが燃費がいい場合」と「400ccのほうが燃費がいい場合」があります。
バイクにもよりますが個人的な意見としては、
・街乗りとして乗れば250㏄のほうが燃費がいい
・ツーリングなどで乗れば400㏄のほうが燃費がいい
という感覚があります。
バイクの性能や、運転の仕方などで燃費は変わってくるので、本当に人によります。
ガソリンの値段は、コロコロ変わるので1年間の維持費としては読みにくい費用となります。
250㏄・400㏄バイクにかかる維持費を比べてみた(メンテナンス代)

バイクに1年間乗ろうと思えば、バイクのメンテナンスは不可欠です。
しっかりメンテナンスをしている場合としていない場合だと、バイクの性能や寿命が変わってくるからです。
なのでメンテナンス費についても見ていきます。
250㏄・400㏄バイクにかかる維持費を比べてみた(オイル交換)
オイル交換は一般的に「3000km~5000kmに一度」もしくは「半年に一度」がエンジンオイルの交換の目安と言われています。
オイル交換は250㏄も400㏄も、1回だいたい3,000円いかないほどです。(使用するオイルにもよります)
オイル交換は比較的簡単にできるので、自分でやればその分費用を抑えることもできます。
250㏄・400㏄バイクにかかる維持費を比べてみた(タイヤ交換)
タイヤ交換は走った距離というよりは、溝の残量とどれぐらいの年月使用しているかなどで決めることが多いです。
溝がたくさんあっても古いタイヤはグリップ力が落ちていたりするのでそのあたりはタイヤ次第です。
タイヤ交換は店によって工賃も違いますし、タイヤによっても料金が変わってくるので一概にお伝えすることはできません。
ですが、だいたいのお店では工賃が2,000~5,000円で、タイヤの処理代金は1,500円ほどなのであとは自分が選ぶタイヤ次第です。
ほかにも、「チェーン・スプロケ・バッテリー・ブレーキパッド・プラグ」などの消耗品がありますが、オイルやタイヤのように頻繁に変えることはないので、これはまた別の記事で書きます。
250㏄・400㏄バイクにかかる維持費を比べてみた(任意保険)

任意保険は、バイクの維持にかかる費用の中でも大きい部分をしめてきます。
ただ、保険料は250㏄・400㏄というような排気量で決まるというよりは、その人の『年齢・等級・免許の色』などで値段が決まります。
ここで、等級というのは過去に事故を起こしたことがあるかなどを基準に、契約者が事故を起こしやすいかを測る指標になります。
事故を起こしやすいと判断された人は、必然的に保険料が高くなります。
まとめ【250cc・400㏄バイクの違いについて徹底検証】

今回は、250㏄と400㏄を「乗りやすさ」と「維持費」という面で比較してみました。
250㏄・400㏄にはどちらにも乗りやすさがあります。
なので、○○㏄のほうがいいバイクだ!ということは言えないです。
維持費に関しては、長期で見ると400㏄のほうが掛かるものの、1年というスパンで見るとあまり変わらないことがわかります。
「維持にかかるお金・買う時にかかるお金」と「自分の好みのバイク」との妥協点を見つけて、自分のバイクを選んでください。
初めてバイクを買うという人は、今回の記事を参考にして自分にあったバイクを見つけていただければ嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
では、良いバイクライフを!