バイクの免許を取ってこれからバイクを買おうと悩んでいる人は、色々知りたいことがあると思います。
今回は下のこのようなことで悩んでいる人のための記事です。
という悩みに答えます。
この記事を書いている僕は、高校2年生の夏に原付の免許を取って、高校3年生の3月に大型自動二輪免許を取りました。
免許を取って初めてのバイクは『VTR250』というホンダのバイクを中古で買いました。
この記事を読めば車検がない250㏄バイクを「買う時に気を付けること」と「買ってからのこと」の両方についてある程度わかると思います。
最後まで5分以内で読める内容となっておりますので最後まで読んでみてください。
Contents
車検がない250㏄バイクの1年間にかかる維持費

バイクに乗るにはやっぱりお金がかかります…。
「ガソリン代」「保険代」などはまだバイクに乗っていない人もわかると思います。
バイクの維持費は排気量によって違いが出てきます。
なのでまずは「250㏄のバイクの維持費」について見ていきましょう。
車検がない250㏄バイクにかかる維持費の内訳
250㏄バイクの維持費の内訳を簡単にまとめました。
・税金(軽自動車税・重量税)
・保険(自賠責保険・任意保険)
・メンテナンス(ガソリン代・タイヤ交換などもろもろ)
この3つがバイクの維持にかかる費用になってきます。
税金・保険の中にも種類があったり、色々なメンテナンスをしないといけなかったりするので、そのあたりを細かく見ていきましょう。
250㏄バイクの維持費(軽自動車税)
毎年4月1日に課せられる税金で排気量によって金額が変わってきます。
50cc以下 | 2,000円 |
---|---|
50cc超90cc以下 | 2,000円 |
90cc超125cc以下 | 2,400円 |
ミニカー | 3,700円 |
軽二輪(125cc超250cc以下) | 3,600円 |
小型二輪(250cc超) | 6,000円 |
250㏄のバイクに乗ると、軽二輪(125cc超250cc以下) の金額が適用されるので、年間3600円になります。
250㏄バイクの維持費(重量税)
バイクの維持にかかる税金は、軽自動車税だけでなく重量税というものもあります。
この税金も排気量によって金額が変わってきます。
125cc未満 | 0円 | |
125cc〜250cc(新車購入時のみ) | 4,900円 | |
250cc以上(※自家用としての料金) | 新車購入時 | 5,700円 |
3年目〜13年目 | 3,800円(2年に1回) | |
14年目〜18年目 | 4,400円(2年に1回) | |
19年目〜 | 5,000円(2年に1回) |
250㏄以上のバイクは細かい基準がありますが、125cc〜250ccのバイクは新車を買う時だけ4900円かかって2年目以降は重量税はかかりません。
中古で買えば重量税がかかることはありません。
250㏄バイクの維持費(自賠責保険)
これは法律(自動車損害賠償保障法)によって加入が義務づけられている保険です。
契約する長さによって料金は変わってきます。
原付(原動機付自転車) 総排気量125cc以下 |
二輪自動車 総排気量125cc超250cc以下 |
250cc以上 | |
12ヶ月契約 | 7,500円 | 8,650円 | 8,290円 |
24ヶ月契約 | 9,950円 | 12,220円 | 11,520円 |
36ヶ月契約 | 12,340円 | 15,720円 | 14,690円 |
48ヶ月契約 | 14,690円 | 19,140円 | |
60ヶ月契約 | 16,990円 | 22,510円 |
契約期間が長くなればなるほど、1年間にかかる金額は少なくて済みます。
もし「5年で契約してて、2年しかたってないけどバイクが壊れたor乗り換えたい!」ということになったら、残りの期間の保険料は払い戻してくれるので安心です。
自賠責保険にかかる金額は、他の排気量のバイクとあまり金額に大差がないです。
自分にあった期間で契約することをおすすめします。
250㏄バイクの維持費(任意保険)
任意保険の加入は自賠責保険とは違って必ず入らないといけないものではありません。
ですが、万が一事故を起こしてしまったときには、かなりの金額が掛かってくるのでそのリスクを避けるためにも任意保険の加入をおすすめします。
保険料は250㏄・400㏄・750㏄というような排気量で決まるというよりは、その人の『年齢・等級・免許の色』などが基準となって値段が決まります。
等級というのは過去に事故を起こしたことがあるかなどを基準に、契約者が事故を起こしやすいかを測る指標です。
・若い人やお年寄りは事故を起こす確率が高い
・ゴールド免許とそうでない人を比べるとそうでない人のほうが事故を起こす確率が高い
という認識があるのでこのような基準となっているのだと思います。
事故を起こしやすいと判断された人は保険料が高くなります。
なので、ここでは排気量による影響というよりは「運転する人」によって値段が変わってきます。
250㏄バイクの維持費(ガソリン代)
ガソリン代は、燃費と深く関係があります。
燃費にもよりますが、だいたいの250㏄バイクはガソリン1リットルで30㎞ほど走ることができると思います。
なので走る距離(ガソリン1ℓ140円)で計算すればある程度の費用が見えてきます。
100㎞走る人 | 467円 |
---|---|
300㎞走る人 | 1401円 |
500㎞走る人 | 2335円 |
1000㎞走る人 | 4670円 |
当たり前ですが、走る距離が長い人のほうがガソリン代はかかります。
ガソリンの値段はころころ変化するので、金額の誤差は出てきますがおよそこれぐらいだという目安にしてください。
250㏄バイクの維持費(タイヤ交換)
タイヤはバイクにとって重要なパーツの一つで命を預けるところでもあります。
交換するタイミングは人それぞれ違うので目安の料金を見ていきます。
タイヤ交換は自分でする場合とショップに頼む場合で値段が変わってきます。
タイヤ交換にかかる費用の内訳⇓
・タイヤ代
・作業工賃
・廃タイヤ処分代
タイヤ代
タイヤは生ものなので、モノによって値段が違います。
相場は1万~という感じでばらつきがあります。
なので、いろいろなショップに行って比べるのがいいと思います。
作業工賃
作業の工賃も2,000円~5,000円の幅があります。
使ってる工具や時間にのこともあり、それに加えて作業の保証も兼ねているので、工賃のばらつきは仕方ないのかなと思います。
廃タイヤ処分代
タイヤを廃棄するのにもお金がかかります。
相場は500円~5000円という風にまちまちといった感じですが、2りんかんなら安く済みそうなので一度問い合わせをしてみるのがいいかもしれません。
東日本店舗(北海道から静岡県) | 1本につき216円かかります。(タイヤ処分のみの場合は1本432円) |
---|---|
西日本店舗(愛知県から鹿児島県) | 1本につき291円かかります。(タイヤ処分のみの場合は1本582円) |
250㏄バイクの維持費(オイル交換)
オイルの交換は3000㎞の走行、あるいは半年に1回が目安だと言われています。
ショップで純正のオイルで交換してもらうと2000~3000円ほどかかります。(ショップにもよりますが)
オイル交換はそれほど難しい作業ではないので、自分でやればオイル代だけで済むのでお得です。
250㏄バイクの維持費(その他メンテナンス費用)
バイクのメンテナンス費用は「タイヤ交換代」と「オイル交換代」だけではありません。
チェーン・スプロケ・バッテリー・ブレーキパッド・プラグなどのパーツも消耗具合によって交換が必要なので、その交換費用はある程度見積もっていたほうがいいです。
ただ、そんなに頻繁に交換するようなものでもないので、頭に入れておくぐらいでいいと思います。
250㏄バイクには車検がないので自主点検が必要

250㏄を超える排気量ののバイクには2年に1度車検があるので、そのたびに点検がありますが、250㏄以下のバイクには車検がありません。
なので、自主的にバイクを点検する必要があります。
バイクを点検していないと、整備不良による事故の原因になってしまったりバイクが故障する原因になります。
日常点検
日常点検はバイクの故障を防ぐためにとても必要なことです。
運転前に異音がないか確認したり、目視の点検などの日常点検を必ず行いましょう。
点検場所一覧⇓
必ず点検 | ブレーキの遊び |
ライト類やの点灯確認 | |
計器類の確認 | |
週に1度点検(最低限) | タイヤの減り具合 |
ハンドルのガタつき | |
ブレーキパッドの摩耗具合 | |
ブレーキホースや冷却水ホース | |
1カ月に1回は点検(最低限) | エンジンオイルの量 |
バッテリーの状態 | |
冷却水等の量 |
ゴム製品を使用しているところは、亀裂がないかをしっかりチェックしましょう。
販売店での点検
普段あまりバイクに乗らない人でも1年に1度は販売店で点検を行うのがいいです。(法定12ヶ月点検)
販売店にいるバイクメンテナンスのプロに点検してもらうことで、より安全にバイクに乗ることができます。
ただ、販売店で点検をしてもらっていても、先ほど言った日常の点検をおこたってはいけません。
車検がない分自分でしないといけないので、安全にバイクに乗るには必ず点検を行いましょう。
下のは2りんかんでの点検料金なので参考にどうぞ⇓
~125cc | 126cc~250cc | 251cc~400cc | 401cc~ | |
ノンカウル | 8,640円 | 12,960円 | 15,120円 | 19,440円 |
スクーター・フルカウル | 8,640円 | 14,040円 | 16,200円 | 20,520円 |
250㏄バイクは車検がないので中古に注意

バイクに初めて乗る人は中古のバイクを購入することが多いと思います。
250㏄は車検がないので、メーターの改ざんや、修理の隠蔽などをして、良いバイクだと装って販売する店(個人)がいます。
悪徳な人から買わないためにするべきこと
悪徳な店(人)からバイクを買わないために、するべきことを確認しましょう。
・現車確認は必ず行う
・信頼できる店(人)を見つける
・買おうと思っているバイクの相場を確認する
ネットでバイクを買うことはできますが、あくまでネットの情報なので、実際に見てみないと分かりません。
エンジンの状態、色合い、音などネットで見るだけではわからない部分もしっかりと自分の目で確認することで、納得のいくバイクを購入することができます。
そして、何より「信頼できるのか」というところが大切です。
いくら安いからと言って、信頼できない人は悪徳の可能性があります。
なので、バイクの相場の金額を確認することも大切です。
明らかに相場より安い場合は、何かあると勘ぐったほうがいいです。
ただ、信頼できる店(人)だと安心して購入できるので、信頼できる店(人)を見つけることは大切です。
250㏄バイクを中古で買う時のチェックポイント
中古でバイクを買う時にどこを確認すればいいのかわからないので、まずは確認してみましょう。
・エンジン
・オイル
・事故歴,修理歴
エンジン
エンジンがかからないとバイクは走ることができません。
なので、しっかりエンジンがかかるかをチェックしましょう。
冬場はエンジンがかかりにくいので、エンジンが冷えた状態からかかるかをチェックしていると、冬場のトラブルは少なくなります。
エンジンがかかってからも異音がしないことを確認することも大切です。
オイル
バイクのオイルが漏れていないことを確認しましょう。
バイクのオイルが漏れていると滑って事故の原因になりますし、オイル漏れを直すとなるとかなりの費用が掛かってきます。
・エンジン回り
・フロントチョーク
・フロントブレーキ
などは必ずオイル漏れの確認をしましょう。
事故歴,修理歴
事故歴と修理歴の確認はとても大切です。
事故歴
事故があったバイクは、直していたとしても不具合が起こる可能性が高いです。
低速では問題なくても少しスピードを出すとまっすぐ進まないということもあるみたいです。
修理歴
どの部分を修理したかを確認してそこを自分でチェックすることで、バイクの状態を見ましょう。
修理部分は、また故障する可能性があるのでそこを自分の目で確かめることはとても大切です。
買ってから不具合が見つかると、修理代で結局高くなってしまうということがあるので、事故歴,修理歴はちゃんと確認するようにしましょう。
まとめ(250㏄のバイクの車検がないことによる良い影響と悪い影響)

今回は「維持費・自主メンテナンス・中古バイクの購入」という3つのことについて話しました。
250㏄のバイクに車検がないことによる影響が、良い面も悪い面もあったと思います。
車検がない分、自分でしっかりとかわいがってあげないと、すぐに動かなくなってしまいます。
ですが、しっかりと愛車を大事にしてあげればその分長持ちしますし、自分の個性を表現できるバイクです。
車検がないという表面的な部分だけでなく、このような「車検がないことの影響」をしっかりと考慮することで、自分に合ったバイクを選ぶことができると思います。
車検がないから安く済むという理由だけで買って、点検と修理の費用で余計にお金がかかるともったいないです。
快適なバイクライフを過ごすためにも今回の記事のことは覚えておくといいと思います。
今回は以上です。
この記事に納得していただけたら「【250cc・400㏄バイクの違いについて徹底検証!】結局どっちがいいの?という疑問を解決!」も読んでいただけたらと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。